大学に入学した後、原理研究会に所属して、ボランティア活動などにも熱心に参加し、しっかりと大学を卒業した後に、一般企業に就職した若者も数多くいました。彼ら、彼女らの中には、社会活動を続けながら、地道に地域における様々な活動に参加し、社会的な評価を受けてた人々もいました。その結果、自分の住む地域の地方議会の議員選挙に立候補をして、議員に当選した旧統一教会の信者もいたようです。

そのような地方議会議員の全てが、旧統一教会の信者であることを表明していたわけではないでしょう。一部には、過去に旧統一教会の信者として活動していたことを認めている人もいます。地方議会の場合、無投票で当選が決まる例もあり、国会議員と比較すると、当選へのハードルは、それほど高いと言うわけではありません。ですから、数多くの議員の中には、統一教会の信者で、当選した人がいても不思議ではありません。

特に、統一教会の主張の中には、一部の保守的な自由民主党に所属する党員と、大きく違わない政治信条を標榜している人も少なくありません。その意味では、旧統一教会の信者であるのか、そうではないのかを、選挙で表明していない場合、公約の内容から、それを判別することは困難なのです。そのようなことから、議員として当選した人々の中に、旧統一教会の信者がいても不思議ではありません。